若き店主が「一丁焼き」にこだわるたい焼き店
2010年1月にオープンした「たい焼き なみへい」
年数の浅さはものともせず、連日盛況をみせているという。
鋳型を使って一匹ずつ焼く昔ながらの「一丁焼き」
近年一般的な機械式(6連式の型)で一気に焼き上げるのではなく、火床の上で並べられた鋳型を一つずつくるくる回しながら焼くのが特徴。
直火により皮はパリっと仕上がり、中のあんも瑞々しくなるという。また、一つずつ焼いているその姿は、職人らしい手際で、いつも見ていて気持ちいいものだ。
濱田伸吾さん–浪花屋で修行–が、たい焼き生誕100周年にあたる2010年に同店をオープン。当時25歳。
「日本を代表する古都に伝統的な本格たいやき屋がない。」
「海外の人がたくさん訪れる鎌倉では正統派なたい焼きを届けるべき。」
「鎌倉にはフランチャイズ店や海外からの出店が増えてきた。それが鎌倉の魅力なのか。」
そうした思いから、ここ由比ケ浜は長谷に出店したという。
既に十分な人気店ではあるが、鎌倉発の個人商店として奮闘するのは応援したくなる。
夏になるとかき氷も頂ける
「たい焼き なみへい」では夏期シーズンはかき氷も提供している。
かつて氷室であった鎌倉の地で頂くかき氷は、なにか特別なものを感じてしまいます。
ちなみに面白いのがその名前。
「小町(いちご)」や「鎌倉山(宇治金時)」など、鎌倉の地名に由来する名前を付けています。
お店の軒先に腰かけながら、たい焼きをほうばりかき氷を食べる。
なんだか昔からある近所のいつもの駄菓子屋に来ているような気分を味わうことができました。
testaro後記
なんでも簡単に作れるこのご時世。 ほんのひと手間かけることはとても大事に思えます。
ピロシキや焼きそばなんかも出しているのでそちらも今度は食べてみたいです。
神奈川県鎌倉市長谷1−8−10
0467-24-7900
10:00~18:30
不定休
駐車場無し