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【解説】高い音もラクチン?ある道具で簡単に歌がうまくなる方法②

2014年9月17日


前回の投稿で、ペットボトルのキャップを使うとあっという間に歌がうまくなるという
方法をお教えしました。
まだ見ていない方はこちら(高い音もラクチン?ある道具で簡単に歌がうまくなる方法)

  • キャップをくわえ
  • 歌詞を喋る
  • 外して歌う

たったこの3ステップで劇的に自分の歌が変わったかと思います。
(録音してちゃんと自分の耳で確認してみて下さい。)

そこで今日は、何故これだけで歌がうまくなるのかという理由について簡単に触れていこうと思います。

なぜ歌がうまくなるのか

この方法が有効なのはいくつかの理由があります。

口が開く(歯と歯の間が開く)
これが一番の要素です。
みなさんは、自分が歌っている時の顔を見たことがありますか?
見たことがある方も無い方も鏡の前で歌ってみて下さい。

口は開いていますか?
歯と歯のあいだがきちんと開いていますか?

音っていうのは空気の振動ですよね。理科で習ったと思います。

ということは…
音を飛ばすということはすなわち振動した空気の玉を飛ばさないといけないわけですね。
つまり、歯の間が開いていない状態というのは、振動する空気っていうのがそもそも飛んでいっていない訳です。

あまり口を開けないで話すことが身に付いている日本人は、無意識の内に閉じてしまっています。
それが、このキャップをくわえるという行為によって強制的に口が開きます。
なおかつしばらく続けていると、ストレッチと一緒でそれが癖づくから良い訳なんですね。

口先で喋ってしまう日本語の響きを改善
2つ目の理由がこちら。
日本語というのは魅力的ではあるものの、日常会話においてはものすごく平坦な言語なんですね。
のっぺりしているといいますか…
なんですが、キャップをくわえて話してみるとそれが改善されるんです。
キャップをくわえて歌詞が聞き取れるように話してみるには、実は外人っぽく話すのが手っ取り早いんですよ。
で、この外人っぽいってのが歌に非常に効果的というわけなんです。

試しにですね、

「初めまして私はtestaroです」

という挨拶を

「ハ〜ジメマシテ〜、ワターシハtestaroデース」

と片言の日本語を話す外人風に思い切り声に出してみて下さい。

どうですか?

なんか違ったかんじがありませんか?

話す時の言葉の“位置”が全然違わないですか?
日本語で話す時は、口先あるいは口の先やや下あたりで言葉を発しているイメージかと思います。
一方でカタコトの時はというと、もっと顔の手前側、口の奥の方で喋る感じがありますよね。
なんかこうくしゃみでもしそうなこそばゆい感じと言いますか…
更に言えば、前者では息を吐き出すイメージで後者は息を吸うイメージがありませんか?

私たちがいま「歌」と呼ぶものが西洋音楽的なものに基づいている以上、正しい発声は後者になるんですね。
つまり外人が喋っている時の響きの位置です。

日本語でぼそぼそっと話した時はベクトルがあごから下にむかっているのに対し、外人風に開放的に話した時は、そのベクトルは上あるいはやや斜め後ろに向いています。

日本語の時は顔の筋肉が弛緩して下がってしまっていますが、カタコトの時は緊張し吊り上げています。
吊り上げることで空間が生まれ、より響きやすくなると。

こう考えると外人がみんな歌がうまいのもうなずけますよね。
キャップを使って話してみることで、この状態が自然と作れてしまうから効果的だったんです。

まあキャップじゃなくて指をくわえるとかでも一緒です。
是非皆さんにもね、これを試しながらいろんな曲を歌って頂いて、そういうクセをつけてしまってもらえたらいいなと思います。

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