こんにちはtestaroです。
先日、横浜関内にあるナポリピッツァのお店「シシリヤ」さんへ伺って参りました。
3年前位に一度だけ行ったことあったんですけど、予約しないと行けなそうでなかなか行かずじまい…
ようやくの再訪です。
まあ、有名店みたいなんでご存知な方も多いかもしれませんね。
シシリヤ島で修業されたオーナー(小笠原さん)が、本格的な薪釜を輸入して3年前にオープンさせたピッツェリア。
お店の名前の由来は恐らくそこからでしょう。
「アメリカ経由のピザとは違う本場イタリアのピッツァの味を」をモットーにやられているみたいです。
いいですねぇ、ほんもんのナポリピッツア。
はい。
すいません、ナポリピッツアとかいっぱしに言ってみましたが、よく知らないです。笑
まあそもそも「ピザ」と「ピッツァ」のちがいーつまり、アメリカとイタリアの違いーは何となく分かります。
•アメリカのピザーオーブンとかでフライパンに乗せて焼いて具材たっぷり
•イタリアのピッツァー石床の上に直接生地を乗せて焼き、ちょっと焦げていて具材は少ない。
ピザのイメージはドミノピザとかピザーラみたいなともかく色々乗ってて、ピッツァは生地も美味しいみたいな。
合ってるかは知りませんが。
で、そんなピッツァのなかナポリはどう違うのか。
ナポリピッツアは、いわゆる「耳」があるものです。(かなり乱暴な認識だとは思いますが。)この耳をコルニチォーネ(cornicione)額縁と呼ぶそうです。
高温で一気に焼き上げる際に、ピザ生地の中の空気が外周部に逃げていき、気泡がたまって膨らんだ状態になって耳が出来ます。
たまに、生地を伸ばす際に、外周部だけ盛ってそれっぽくしているところもありますが、ポイントは空気が入って出来上がるというトコロです。
お店の外観はこんな様子です。
赤い土壁テイストな外壁で小洒落たカフェみたいな雰囲気。
そういえばイタリアって地方によって、街の色が違いますよね。
あれは、土の色から来る外壁の色の違いなんですよ。
にしても、自転車多いな。
テイクアウトも出来るので、近くの人が来てるのかもしれませんね。
U字のカウンター席とテーブル席が2つほど。
国旗や、イタリアを感じさせる絵や写真などが店内の壁の随所にございます。
ナポリの雰囲気が出てますね。うん、多分出ているんだと思います。笑
以前は女性も働いていた気がしましたが、この日は男だらけで体育会風な雰囲気。ラーメン屋みたい。笑
さて、店内には釜がございます。
こちらです。
ちなみにこの席、猛烈に暑いです。笑
こんな感じに薪釜でピザを焼いていきます。
更に言えば、ピザ以外の火を使うものは全部ここで焼いています。
ずっとこの方がやられてたので、この方が小笠原さんなんですかね。
ピザ生地を伸ばし、具材を載せて、そして焼く。
非常にリズムがあって、職人だなあなんて眺めていました。
みなさんここを通る際は、「うしろ失礼しますっ。」と声をかけ、「おぅ。…よし」と言われるまで待ってます。
もちろん安全のためなんでしょうが、体育会フィルターかかった目で見ると、師弟関係にしか見えません。(実際そうなのかもしれませんが)
当然なんですけど、店員さんはお詳しい。
メニューが多くて悩んでいたら色々と説明してオススメも教えて下さいました。
そして驚いたのが、おつまみなどの一品ものが結構安いんですよね。
大抵のものがワンコイン前後。
しかも美味しそうときたもんだ。
仕事帰りにちょっと寄って一杯ってしたくなりますね。(無論予約しないと叶わないでしょうが。笑)
で、こちらが
一杯目に頂いたワイン。一緒に来ていた人間が勝手に頼んでました、まさかの甘口のスパークリング!
赤ワインの予定だったのでいきなり出鼻くじかれましたが、おいしいですね。
甘口のスパークリングって滅多に飲みませんが、シャンメリーを思い出します。
まあイタリアなんでスプマンテですか。
あとで写真で気づきましたが、これ、アスティスプマンテですね。
こちらが「エビとジャガイモのインフィラーレ ジェノバマヨネーズ(680円)」
不勉強で「インフィラーレって何ですか」と問いますと、「串に刺したものです」と。
イタリアのねぎまみたいなもんかと理解。あながち間違いでもありませんでした。
ただねぎまと違って、生です。そしてねぎまよりうわてなのは焼いても生でも美味そうなトコロ。
さっぱりしてそうだけど、ジューシーでエビとポテトの相性の良さを改めて感じますね。
これは、ナポリ風カリフラワーのサラダ
そしてこちらはエリンギのバター焼きです。
さてさて、ようやく待望のピザです。
悩んだ末の一枚目は
「マルゲリータ プロボラ」です。
写真では分からないかもしれませんが、これ、モッツアレラが燻製してあるんですよ。
スモークしたモッツアレラのことをプローヴォラというそうです。
モッツァレラのさっぱりさと違って香りがあるというか、香ばしい。
後味にほんのり燻製した味がして、深みのある味です。けっこうこってり。
最後は「マリナーラ スペシャル」
ただのマリナーラと違い、アンチョビとチーズが乗っているので結構どっしりとしたお味。
ものすごくビールが飲みたくなる味、といえば伝わりますかね。
そう、ほんとかどうかは知りませんが、ナポリピッツァの原型になったといわれているのが
マリナーラみたいですね。参考:wikipedia(笑)
で、最後にカシスのアイスを頂いて終いです。
予約をしないとなかなか難しいかもしれませんが、皆さんも是非足を運んでみては?
シシリヤ