こんにちは、testaroです。
お盆も明けましたがまだまだ暑いですね。
こんなに暑いとやっぱりかき氷が食べたくなる。
先日、軽井沢のちもと(記事はこちら)を紹介しましたのでのれんわけでもある八雲もちで有名な「ちもと」さんのかき氷をご紹介します。
都内でかき氷を食べるならおすすめしたい一店です。
これをご覧になって頂いて、少しでも涼しい気分を味わって頂けたら嬉しい限りです。
政財界も足を運ぶ由緒ある老舗和菓子屋さん
かつて日暮里の道灌山に店を構えていた「ちもと」。
その後軽井沢へと店を移し修行を重ね、暖簾分け店として1960年頃箱根と都立大学で開店。本日紹介するのは東京•八雲の地で営む「御菓子所 ちもと」であります。
ちもとといえば「八雲もち」が有名ですね。
手土産等で頂いた事がある方も多いのではないでしょうか。
見た目は素朴ですが、創業当初から変わらない上質なお味でファンも多い一品。
「甘いものが苦手」という人でも大抵喜ぶので、お土産を選ぶのがなかなかムズカしいという相手に持っていく際には、こちらを持参すれば問題無し!という逸品です。
(ちなみに余談ですが、箱根湯本にあるちもとは、八雲もちならぬ「湯もち」がございます。)
ちもとの場所
東急東横線、都立大学駅を降り目黒通りを渡りすぐに位置するちもとさん。
駅からは5〜6分と言ったところ。
目黒通りを渡ると、見えてくるいかにもな店構え。植栽も適当に配置され、とても涼しげな印象です。
ただし皆さん、夏は行列を覚悟しておいて下さい。10時開店でありながら、9時半にはもう列が形成されております。
testaro独自の調べでは、10時前頃に並んで12時過ぎというのが大抵の待ち時間だそうです。
背の高いかき氷を抜けるとそこはあんみつであった
ちもとのかき氷メニューはいたってシンプル。3種類のみ!ここにも店主のこだわりが感じられます。
- 600円コース シロップのみ(いちご、抹茶)
- 800円コース あずき、白玉等を自由にトッピング
- 1,000円コース すべておまかせ
testaroはいつも1,000円コースです。皆さんも是非この1,000円コースをお選び下さい!
というのも、なかなか不思議な体験を出来るからです。(理由は後述)
写真ではなかなか伝わりにくいですが、とても大きいです。高さ20センチ強といったところでしょうか。
「大きい」と喜ぶお客さんの反応を見てどんどん大きくしてしまったとかなんとか。
この大きな氷の山が、練乳と抹茶で二分されたそのいでたちは、美しくもあり圧巻です。
香り高い抹茶の濃いお味と、練乳の味どちらも絶品で、素材の美味しさをそのまま頂けると言っていいでしょう。
またかき氷用のスプーンも上品な金属製であります。
•食べ進めていくと…
そしてここからが、ちもとの醍醐味!先程不思議な体験が出来ると言ったのがこちらです。
氷の下に隠されているのは…
なんとお店自慢の和菓子たち!
つぶあん•寒天•羊羹に、白玉•生麩にわらび餅!
出るわ出るわ。笑
これはもうね、なんというんでしょう、あんみつの上にかき氷がのっかっていたという方がいいかもしれません。
かき氷って最後の方は溶けてきてしまうこともあり、皿の上に崩してしまってザクザクとしてしまうんですが、せっかくなんで、全貌を明らかにするため丁寧に上澄みだけ頂いて、あらわにしてみました。
それがこちら。
いかがでしょうか。芸術品ではないかと思える位の感動の覚えよう。
皿の底でも抹茶と練乳が綺麗に二分されており、上からかけたシロップが、まっすぐに底面までつたっていることがわかります。シロップの濃縮度と氷の細やかさがあって成せる技かも知れません。
testaro後記
かき氷専門店が多く出店してきた今日この頃。
かき氷好きとしては大変売れしいのですが、かき氷専門店で食べるというのは、どこかなんかちゃらちゃらした雰囲気を感じてしまうのも否めません。
かき氷を「スウィーツ」として食べてしまうジレンマっていうんですかね。
そういう意味で本来あるべき正統派のかき氷を食べれるのがちもとさんなのかなと。
信頼のある老舗和菓子店で味わうという安心感はハンパないです。
「本当においしいものはシンプルで、いじる必要がない」
「安定した材料で、安定したものを作る。その繰り返し。」
と語る店主の言葉には何か伝統の重みみたいなものを感じずにはいられませんでした。
御菓子所ちもと
住所:東京都目黒区八雲1-4-6
営業時間:10:00~18:00/木曜定休
連絡先:03-3718-4643