高級住宅地としてよく知られている芦屋。
そんな芦屋市へ仕事へちょくちょく出かけます。
先日ちょっといいなと思えるカフェ(純喫茶)を見つけたのでご紹介です。
阪急芦屋川駅近くに用があり、JRの駅からも歩いて行けるのでJR芦屋へと向かったわたくし。
少し早く着きすぎたので、コーヒーでも飲んでいこうと駅前の商業施設ラポルテの界隈をふらつきます。。
ラポルテというのは、駅前にある数棟にわかれた商業施設でちょっと時代を感じさせる作りの建物。
本館・西館・東館・北館とありホテルも併設しています。
東京でいうと、有楽町界隈の例えば帝国劇場あたりの地下店舗を彷彿させる感じですかね。
で、そのラポルテの周りを歩いていると…
「美味しいコーヒーと美しい音楽はいかがですか」
なんちゅう看板を発見。
おい、本当だろうな…?
仕事がたて込んでいてなかなか休みが取れていないワタクシ。
頭から仕事のことを忘れて、ゆっくり時間をすごしたりしたほうがいいんだろうなぁなんて心のどっかで思うようにしていたせいか、こういう言葉はやたら目につきます。笑
そんなん言われたら見てみぬフリはできないよなぁ。
ドアを開けるとグッと雰囲気が変わります。
外からうすうす感じてはいましたが、静寂に包まれているお店の中。
ペーパードリップにお湯を注ぐゴポゴポッという音や、コーヒースプーンをソーサーに置くカチャンという音がとてもよく聞こえてきます。
そうした音が、奥で流れているモーツァルトのピアノの音とあいまってなんだか心地よく聞こえてきます。
たまたまなのかわかりませんが、働いてらっしゃるのは男性のみ。
黒いサロンエプロンにベスト・黒の蝶タイというウエイターの格好とその丁寧な対応がこれまた実にクラシカルな雰囲気を作り上げています。
しれっと藤田嗣二の版画などが飾られてるあたりがまたニクいですなぁ。
芦屋珈琲舎さんは11時半まではトーストが無料でついてきます。。
しかもあなどることなかれ…
結構充実したメニュー。
モーニングとして頼むのではなくて、セットでついてくると思うとこの内容は結構びっくりですよね。
マイセン・ウエッジウッド・ロイヤルコペンハーゲンなど素人の僕でもわかる定番の茶器。
角の席に座ったのであまりわかりませんが、正面に座っていたら、陳列したカップを眺めているだけでも贅沢な気持ちになるのかもなぁなんて思います。
砂時計で時間を測りながら、ドリップポッドで蒸らす。
そういう丁寧な仕事ぶり・一連の所作をカウンター越しに眺めていました。
なんか、そういうところだよなぁと
ハニージンジャートーストをこの日は頂きました。
焼き具合が個人的にはとても好みな具合…。
そしてちょっと嬉しかったのがこちら…
わかりますかね?これ。
耳の部分がきちんと下処理されていました。。
「神は細部に宿る」ではないけれど、きっとアルバイトであろうスタッフが作ってもこうした部分に気を回している、そういうメニューにしているお店作りに色々と学ばせていただきました