4月は歓迎会なりなんなりで飲み会のラッシュです。
新入社員の気苦労は分かります。
歓迎会が憂鬱だと思う人もいるし、楽しめるやつもいる。
今日はこれからの社会人生活に向けて、という意味でも
これは抑えておいたら?ということをひとつお伝えします。
まあ正直、入社後最初の飲み会が「歓迎会」なんで非常にムズカシイとこですよね。
その後の「1年目」として参加する飲み会とはちょっと雰囲気が違う訳ですし。。
「ゲスト」として振る舞うべきか、「下っ端」の振る舞いをすべきか…
そのせいか、
「席は入り口付近確保は絶対!」
「お酌のタイミングはいついつ!」
「相手のグラスは常にチェック!」
「ラベルは上に!」
なんていう「ハウツー」がアホみたいにあふれてます。
ほんとくだらない。そんな指南書みたいなの伝えたところで、そんなん飲み会の時にいちいち見てらんないわけですよ。
「ハウツー」よりは「ノウハウ」だろと。
そもそも必要なのかは微妙…
そもそも、この歓迎会の時点では「上手い立ち回り」とか「スキル」が果たして必要なのかとも思います。
「失礼のないこと」これは気をつけるべきですが、
「ラベルを上に向けて、タイミングもばっちしに注ぎにきた出来る風なヤツ」
と
「ラベルとかめちゃめちゃだけど、「○○です。よろしくお願いします。」とごく自然に言えているヤツ」
とどっちがいいかって話です。
ホテルマンでも高級レストランのウエイターでもないんですから、スキルみたいなもんはあとから覚えれば良いんです。
この時点で怒るやつはほっておきましょう。
大抵の先輩や上司は、後者であれば「ダメダメだけど、かわいいやつだな」と思ってくれるはずです。
前者は逆に気味悪いかもしれません。(ちなみに僕は前者タイプです。笑)
それでもやっぱり「上手く立ち回りたい」とか「恥をかきたくない」と思う人もいるでしょう。
でも、そういう風に思ってもそんなすぐには出来ません。
更に言えば、「テーブルマナー」のように「こういう時はこうする」といったパターンで覚えていてはアカンわけです。
じゃあなにか。
大切なのは「心構え」です。
いかに相手にストレスなく過ごしてもらうか
「相手がどうしたらストレス無く過ごせるか」ひたすらこれを求めていればいいと思います。
ここで言う「ストレス」とはもちろん、イライラとかそういうストレスではなく、身体的にも精神的にも「障害を取り除く」といったニュアンスです。
「バリアフリー」ですね。
ここが大切です。
「バリアー」をそもそも「フリー」にしておくんです。
つまり、事前に「バリアーを失くしておく」と。
段差があって、その段差に差し掛かって手を貸すくらいなら
そもそも段差を取っ払っておくと。
段差があったかないかなんて本人は気づかないかもしれませんが、そういうことです。
どこで覚えてきたのか、
「部長、お荷物お持ちましょうか?」
なんて言うやついるけど、そんな必要あるか?と。
だったら、「先にお店を出てタクシーを止めておく」方が100倍良いです。
つまり、「店を出て、タクシーが捕まるまで待っていないといけないであろう時間」=「障害」を取り除くわけです。
部長が両手に荷物抱えてて、自分は手ぶらってんなら話は別ですよ?
でも、自分の荷物くらい自分で持たせましょうよ。笑
カバン持つくらい「障害」でもなんでもないでしょうよ。
し、もし僕が部長だったら、そもそも自分の大切なカバンをペーペーの新人なんかに持たせたくありません。笑
さらにいえば、お付きの人みたいに「部長、こちらです」と言われながらぞろぞろ回りにいられるよりは
スッといなくなってエレベーターのボタンを押しにいっているやつのほうが好きです。
タバコを取り出したら、火を付けるんじゃなくて灰皿を用意して下さい。笑
これは、まあ冗談ですが、でも実際いたんでびっくりしました。
お前はキャバ嬢か、と。
どうしてそんなことする必要があるの?
なんでそんなことをするか。
それはお世話になってるからです。
が、こう言ってしまうと少しニュアンスが違う気もします。
お世話になっている・感謝している → 楽しく過ごしてもらいたい
A ー「気を使ってもてなす」 なぜなら 「世話になっている」
B ー「世話になっている」 だから 「おもてなしをする」
この違いは紙一重のようで全然違います。
よく「感謝をして生きましょう」という人がいます。
これはこういう意味もあるのかなーと思います。
「感謝」をしていれば自然とそういう行いが出る。と。
好きな人だったり、大切な家族にだったらたしかにそうしますもんね。
「あ、帰ってきたから荷物受け取りに行かなきゃ」って玄関に向かうんじゃなくて
「帰ってきたらお風呂だろうな」ってお風呂沸かしておきますよね。
「感謝」をしていれば自然とそういう行いが出る。
だったら自然な行為として出るように「感謝」すればいいと思うんです。
小手先のことを覚えることに四苦八苦するくらいなら、「大切な人だ」と自分を錯覚させる方がはるかに手っ取り早い。笑
たしかに、戦略的に気を使っていることを「見える化」してアピールすることはありまし。
接待とかね、「恩を売る」じゃないですけど。(まあ社内相手に「ゴマをする」ともとれるような気の使い方をする必要があるかは…)。
どっちに喜びを感じますかって話ですよ
段差の前で手を差し伸べて、「恩を売った気」になるくらいなら
人知れず、段差を取っ払ってる人のほうがカッコ良くないですか?
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